まだ対面パスの練習をやらせますか?

私は対面パスのトレーニングは基本的にさせません。上達のために意味がないという訳ではありませんが、全くボールを蹴ったことがない子(大人も)を指導するとき以外はまず行いません。そもそも、正面で向き合ってパスを何度も交換するシチュエーションが試合の中でないからです。

以前にもお話しましたが、トレーニングは試合から逆算して行なっていきます。パズルのピースの部分がトレーニングに当たります。試合という完成した絵を想定して行うことが大切です。
もし、パスの基礎的な練習をさせたい場合は、何かルール付けをしたり、動きながら行うフィジカルの要素を入れ、単純なものにならないように工夫します。

以前に一緒に仕事をしたレアルマドリードのスペイン人コーチも「子どもたちにインサイドキックはこう蹴るんだよ」と教えることはないと話していました。遊びの中で色々なキックのバリエーションを自然と覚えていくのです。

とは言うものの最近、練習の中でパスが通らなかったり、パスがズレたりという場面が増えてきました。ポジティブに捉えると今まで見えなかったものが視野が広がってきたことでパスを出せるようになったと考えられます。
しかし、ミスが起きたときに蹴り方が悪かったという訳ではありません。問題なのは、その前の判断の部分です。

理想はボールを受ける前に周りの状況を把握しておいて、すぐに次の行動のアクションを起こしたいのですが、今はまだボールを受けてから状況を確認している段階です。するとどうなるか?相手選手にコースを切られて通るはずのパスがカットされてしまいます。
だからこそ、判断の要素を取り入れたトレーニングが重要です。そして、それはコーチが何を考えたら良いか選手に託すのではなく、選手がこのトレーニングでは何が必要なのか自主的に考えることに意味があります。
外から見ていると自分の子が出来ていないと口を挟みたくなる親心はわかりますが、そこはグッと堪えていただいて、まずは失敗することから始めるのが大切なことです。そこで初めてどうすれば良いか考える必要が出てきます。
『脳に汗をかけるトレーニング』が育成年代では理想的なものだと考えます。

トレーニングフットサル
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