3月31日の練習をもって、2022シーズンのスクールは全て終了しました。
つまり、6年生にとっても最後のスクールとなりました。
長い生徒で年長から参加していたので、丸6年在籍したことになります。
指導者は競技で必要なスキルや知識を学んでもらうことは当然ですが、それ以上にピッチ外での成長もサポートしたいと考えています。
これは前日の合宿のブログにも書きましたが、ピッチ内で学んだことがオフ・ザ・ピッチでも活かされるのが理想です。(もちろんその逆も然り)
SOLUNAを卒業した生徒からプロの選手が誕生するのは10年以内に1人出たら良い方かと思います。それ以外のほとんどの子は趣味としてフットサルやサッカーをプレーしたり、もしかしたら、競技自体からも離れてしまう子も出ることでしょう。
ピッチから離れたときに、シュートの上手さやボールコントロールの技術は必要ありません。だからこそ、人として成長してもらいたいという想いで常に接しています。
日頃の練習の様子を見ていると挨拶もせずに無言でピッチに入ってきたり、荷物の整理整頓が出来ていなかったり、練習が始まるタイミングで靴紐を結び出したり、トイレに行ったりする子もいます。もちろん、それが出来たから試合に勝てる訳ではありません。しかし、そういった準備ができることが心を整えることに繋がり、良い精神状態で試合に挑めるので勝てる確率を上げるキッカケにはなります。
試合で負けて悔しくて泣いてしまったことも、ちょっとしたことで友達と喧嘩になったことも、練習中にコーチに叱られたことも、社会に出たときに振り返れば自分の成長に繋がったと思ってもらえれば嬉しいですね。
指導者(大人)が子どもの今だけを見て成長させようとしてはいけません。5年後、10年後と大人になったときを想像しながら将来に繋がれば良いと長い目で捉えることで、子どもたちの未来に携わっているんだと意識して接することが大切だと思っています。
SOLUNAで育った子どもたちが将来社会に出て自立したときにふと小学生の頃にボールを蹴っていたことを思い出してもらえると幸いです。
卒業おめでとう。
またいつか一緒にボールを蹴りましょう!