リフティングを短期間で上達させるポイント!

リフティングの目的とは?

そもそも、リフティングは何のために行うのでしょうか?
100回出来ても試合でそれを使う場面はありません。じゃあ、何回できたら合格?

もちろん、回数は多く出来るに越したことはありませんが、所属チームのお友達を思い出してください。安定したリフティング技術を持った選手はボールコントロール、キック、ドリブルなど全ての技術が高い印象はありませんか?

リフティングはリフティングのために行なっている訳ではありません。回数が増えてくると身体の神経系が刺激されて、足を自由自在に動かすことができるようになってくるのです。
反対にリフティングが苦手な選手は試合でもよく転んでいます。足を出した際にバランスを崩して尻餅をつくような選手が多いのです。

リフティングが上手くなると試合でのパフォーマンスは比例して上がって来ることを理解して取り組んでいきましょう。

どうすれば上手くなる?

まずは利き足のインステップで10回できるように行いましょう。習い始めたばかりで5回続けるのも難しいという子はまずはワンバウンドからでも構いません。正しいフォームで行うことが大事です。その際、保護者の方は回数よりも毎回同じキックが出来ているかを見てあげてください。ミスが起きた際は必ず原因があります。上達のためのポイントをいくつか挙げてみましたので何が出来ていて、何が出来ていないかをチェックしましょう!

・ボールの真下を捉えていない
ボールは手前を蹴ると前に飛んでいき自分から離れていきます。奥を蹴ると自分の方に飛んできます。蹴ったボールが顔面に当たる子はよくいますね。

・爪先で蹴ってしまっている
ボールを蹴った際の音に注意しましょう。「ペチッ」と軽い音がなっている場合は爪先に近いところで蹴っています。もちろん試合の中では爪先でコントロールする機会はあるのですが、回数が安定するまでは低い音が出る足の甲あたりで蹴るように心掛けましょう。

・ミートする瞬間を見ていない
何となく目線はボールに向けてはいるが、足とボールが当たる瞬間をよく見ていないという子は多いです。

・ボールの高さが毎回違う
常に同じ強さで蹴られるようになると安定してきます。回数がなかなか増えない子は強く触ってしまったり、ただボールに触れるだけのキックとは呼べないものになっています。

・軸足でリズムを取る
これはキックでも言えることですが、軸足を上手く使えていない子は多いです。蹴り足でタイミングを測り、軸足の膝が伸びきって棒立ちになっていると回数はなかなか伸びないです。

・ボールの重さに負けている
フットサルボールはサッカーボールより少し重いので、インステップで蹴る際は足首をしっかり固定しているかが大事です。インパクトの瞬間にボールの重さに負けてしまっている子がいます。足首を固定するには靴の中で足の指をグーにすること。こうすることで足首が固まり、ボールの重さに負けることなく蹴ることができます。これはシュートの際にも同じことが言えます。インステップのシュートが上手く出来ない子はリフティングも上手く出来ない場合がほとんどです。逆に言うとリフティングが上達するとシュートも上手くなるということです。

ある程度回数を熟せるようになってコツを掴めば、上記のポイントから多少ズレても続けることができるようになるでしょう!

まとめ

リフティングは1日何時間も練習する必要はありません。短時間でも良いので集中した中で毎日練習することが大事です。

リフティングを嫌々することから、楽しく練習できるように変わる境界線は10回の壁を超えることだと思います。ここを超えると自信が付いてきて自主的に練習するようになってきます。最終的には左右交互に蹴ったり、インステップだけでなく、インサイド、アウトサイド、腿、肩、頭など色んな場所でコントロールできるようになると実践に活きてきます。

どうしても上手く出来ないという子は普段使っているボールではなく、リフティングボールを購入するのも良いでしょう。通常のサイズより一回り小さいのが特徴です。小さいのでボールの芯を捉えるということを無意識に出来るようになります。ただし、あまりにも小さいサイズになると難易度が急激に上がります。直径10〜15cmくらいがオススメです。

最後に上達のために1番大事なのはリフティングを楽しむということです。嫌々練習しても上手くはいきません。これは他の習い事や勉強でも言えることですね。頑張れば上達するということを実感しながら、目標達成を目指すことで驚くほど成果は変わってきますよ!

コメント