U-10NBFPフットサルカップにアカデミークラスで初出場しました。
試合前に選手達には伝えましたが、勝ち負けではなく、今後の練習に繋げるために、「いま何が出来て、何が出来ないのか」を確認するための大会でした。
結果は予選リーグ「1勝、1敗」2位リーグ「1敗、1分」となりました。初戦で0−10と大差で破れて今日はメンタル的に厳しいかなと感じましたが、次の試合で勝てたことは大きかったです。最後の試合では勝ち試合をミスから失点し引き分けてしまったのは痛かったです。スコアや残り時間を選手個々が意識してゲームを進めていく力が必要だと感じました。
アカデミークラスではチームの課題だけでなく、個人にもスポットを当てて書きたいと思います。試合中にも話していましたが、改めて今日の試合の寸評を書きました。改善して練習に活かして欲しいので多少厳しめにコメントしていますがご了承ください。
プレイヤー採点・寸評
採点:5.0
抜群の反射神経で横へのボールと果敢な前への飛び出しは良かったがコーチングの部分で課題が残った。最後の失点は自らのミスが招いた。残り時間やスコアを考えれば、もっと冷静な対処ができたはず。
採点:5.0
正確なキャッチングとスローで攻撃の起点となった。連続してゴールされると失点を引きづり1対1の場面で前への飛び出しが消極的になった。タイヨウと同様にコーチングも課題。
4年生のシュートはいつも受けているシュートとは違い対応するのは難しいものでした。大量失点はGKだけの責任ではないので気にする必要はありませんが、自らの働きかけで失点を半分くらいに抑えることは出来たはず。GKは1番声を出さなければいけないポジションです。自分の失点を減らすためにも如何に味方を動かすことができるかが大事。今日の試合でも声が出ていれば防げた失点はいくつもあった。コーチングは日頃の練習からやっていかないと本番では難しいと思います。
採点:8.0
本日3ゴールの活躍。得意のドリブルで試合を組み立てた。決定的な場面を外してしまい、決定力には課題も。チームメイトからの信頼は得ているだけに今後は味方との連携を高めたいところ。
採点:5.5
体を張った守備で貢献。ただ、スタミナを考えるともっとボールに絡めた印象。いつもならボールを奪ってから攻撃に繋げることが出来ていたが、今日の試合では足が止まっていた。安定した力は発揮できるだけにもう1つ自分の武器を見つけたい。
採点:6.0
ボール奪取からシュートまで持っていく場面もあり攻守に貢献。スタミナ面で課題があり、パフォーマンスが良かっただけに長時間の出場が難しいのは残念。
採点:4.5
相手の決定的な場面を見事なスライディングタックルでチームを救った。ただ、その後もスライディングに拘り過ぎて身体の寄せが甘くなってしまった。攻撃では良いタイミングでポストに入る場面もあったが、そこでボールを失わない技術が課題。
採点:7.5
アグレッシブなプレスで前線からの守備に貢献。彼が4人いたら試合展開は変わっただろう。攻撃面ではカウンターの起点となったが、相手のプレッシャーが早かったこともありドリブルに精彩を欠いた印象。
採点:4.5
自分を活かすために守備に回るプレーを続けたがボールを奪っても慌てて前線に蹴ってしまい正確なパスが出せなかったため再びボールを失う場面が多くなった。ディフェンシブなポジションで活躍したいのであれば球際の強さはもっと必要。
採点:7.5
本日2ゴール。持ち前のスピードで再三サイドで縦への突破を試みた。攻守の切り替えが速く精力的に動きチームに貢献していたが、パスに精度を欠いたのは課題。
採点:5.5
2年生ながら豊富な運動量でチームに貢献。身体の寄せ方が上手くなったので体格差がある相手からもボールを奪えるようになった。攻撃面ではスピードのある相手にドリブルを仕掛けることが厳しかった。ドリブルのバリエーションを増やしたいところ。
本日5ゴールが生まれましたが、チームではなく個人のスキルで奪ったものでした。攻撃に連動性がないので良い守備を崩すことが出来なかったです。チーム全体として今後の課題は「ボールが動いている間に何ができるのか?」ということ。2人が絡むところまでは出来ていますが、いわゆる『3人目の動き』が課題です。今日の試合でもこのような場面がありました。
理想は縦パスが入って中央の選手が右サイドに流れたタイミングで後方の選手が画面左下の位置に入ることが出来ていればシュートチャンスに繋がった場面。キッカーが遅れて後から前に出ましたがこれでは間に合わないので3人目の選手が連動しなければいけません。これはいま練習している3対2のトレーニングで今後徹底していきます。
アカデミークラスとしては初めての試合でしたので、攻守に色々課題が残ったのは良いことだと思います。試合中に「次出たい!」とアピールしてくる選手が多かったですが、試合の出場時間を増やすためには試合当日ではなく、日頃の練習からアピールしなければなりません。一緒にプレーしているのは仲間であり、ライバルでもあります。日々のトレーニングの重要性も理解して取り組んでいきましょう!
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