私自身は非論理的な根性論は嫌いで、いまどきの子もそういう指導では潰れてしまう選手も増えてきています。でも、海外でやっていくために大事なのは技術以上にこの『メンタリティー』なのです。
メンタル面を育てるのも技術と同じでトレーニングが必要。でも、「気合入れろ!根性出せ!」ではアバウト過ぎます。そして、人それぞれ育て方は違うということを指導者は理解しておかないといけません。闘争心は強いけど、忍耐力は弱い子もいます。がむしゃらにプレーするけど、冷静ではない選手。相手のペースで試合が進んだら力を発揮できないタイプです。
また、精神的に弱い選手に多いのが緊張してしまうということ。でも、緊張するのは準備不足です。試合の準備はこれまでのトレーニングが全て。もちろん、コンディション次第で練習以上の力が出ることはありますが、そのコンディションを整えるのも準備の1つ。例えば、「いまから驚かせるよ」と言ってから「ワッ!」と言われてもビックリしないですよね?それと同じで、試合までに想定しておくというのも大事。いわゆるイメージトレーニングです。試合の展開によってこうしないといけないな、コーチがミーティングでこう話していたなと頭の中で整理してから試合に挑むだけでも変わってきます。これは日々繰り返し行うことで頭も心も鍛えていけるのです。
そして、指導者や保護者は選手にプレッシャーが掛け過ぎないように自立させながら育てなければならないのです。
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