2023年3月25日(土)~26日(日)春の合宿を開催しました。今回は山口県での実施といつもに比べると遠い場所まで行きましたが、実は1年越しの実現でした。本来は昨年開催する予定で進めていた企画だったのですが、コロナの影響で予定していた宿舎(今回とは違うところ)から食事の提供ができないと連絡があり開催に至らなかったのです。やっとコロナも落ち着いてきて1年越しに実施することができました。
1週間前の予報では土日どちらも雨の予報でしたが全く影響なく過ごせました。SOLUNAのSOLはスペイン語で太陽の意味。やはり、天候には恵まれますね!
今回の合宿ではボールは一切使いません。まずは遊園地を満喫しました。
午後からお客さんが増えてきたので、面白かったアトラクションにもう1回というのは難しかったのですがほぼほぼ乗れたので良かったです。
宿舎に到着後はサッカー・フットサルクイズ大会と題してルールや戦術、雑学などを出題して楽しみながら学びました。全20問でしたがなんと全問正解で100点を獲得した子が出ました!成績優秀者の上位2名は後日スクールで表彰します。
食事ではご飯をおかわりする子はほぼいなかったです。これは毎回のように言っていますが学年を考えると小さい子が多いのでもっと食べてフィジカル的にも強くなってほしいですね。できる限り残さずに食べようとする姿勢は良かったと思います!
2日目は水族館を満喫。みんなすごく詳しくてビックリしました!
アシカがイルカに指示を出して行うショーは凄かった。でも、イルカが芸を覚えてショーに出演できるレベルになるまでには1〜2年はかかると言われています。日々のトレーニングを欠かせないのはイルカもフットサルも変わらないということですね!
今回の合宿ではボールを使うことはありませんでした。だからといってこの合宿の経験が試合に役立たない訳ではありません。実はオフ・ザ・ピッチの立ち振る舞いは選手が成長するためには欠かせないものなのです。
試合中にボールを持ったときに慌ててしまう選手は、ピッチの外でも落ち着きのない行動をしていたり、試合中に集中できない選手は、ピッチの外でも集中していなくて話を聞いていないということはよくあります。指導者としては日常生活の24時をコーディネートして選手として成長するキッカケを作りたいと考えているのです。
その中で今回大きな成長を感じたのは荷物の整理整頓が過去の合宿で1番綺麗に出来ていたことです。宿舎に到着したときに「来たときよりも綺麗にして帰ろう!」と伝えましたが、部屋を訪れたときに無駄なものが床に落ちていることがなく、荷物が整理されていたのには驚きました。ここで出来たことは自宅や学校、スクールでもぜひ続けていってほしいと思います。
私はクリエイティブな選手を育てたいと常に考えています。これは選手としてだけではなく、常に自ら考えて行動できる人になってほしいのです。だからこそ、今回の合宿ではできるだけ何も言わずに行動できるように少し距離を置いて見ていました。当然安全に関わる部分では事故のないように先回りして注意することはありましたが、高学年グループに関してはほとんど放ったらかしで自由に過ごさせました。でも、各イベント時や宿舎でも叱られることもなく、各自が考えて動けていたのではないかなと感じました。
我々指導者はスポーツを教えるだけが仕事ではありません。5年後、10年後にその子が競技から離れてしまったとしても何か残るものを伝えたいのです。社会に出たときにフットサルで学んだことが役立ったと感じてもらえるように今後も厳しく指導していきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。次回の合宿は昨年同様、トレーニングや座学が盛り沢山のアカデミーキャンプを夏に開催予定です。お楽しみに!