海外クラブで契約となると年俸1千万など思う人がいるかも知れないがそんなことはない。Jリーガーが海外移籍するのと違い、そこに行けなかった選手が留学やトライアウトから勝ち取っての契約なので、そこは勘違いしてはいけないところ。
契約内容にはいくつかの項目があり、「住居(寮)」「食事(食費)」「給与(月給、勝利給)」「練習場までの定期」などがあり、複数出ている選手もいる。カテゴリーが上がれば、自転車や車、日本からの航空券往復などあるが、これは珍しい例である。
では、この中でも優先すべきものは何だろうか?
もちろん、給与!と言いたいところですが、まずは住居。都心で一人暮らしすると結構高いですよね。それは海外でも同じです。円安もあって、日本円で考えるとかなり掛かってきます。これがチームから提供されるだけで自己負担の額は大きく変わります。
次は食事です。これは食費が月いくらという場合やチームの提携しているレストランで食べられるなどパターンは違います。自炊すれば安くは抑えることができますが、選手として食べるのもトレーニングなので、ここを節約する訳にはいかないため、チームから何らかの支給があるのは助かるのです。
そして、給与。なぜ最後かというと、海外では給与の未払いが本当にあります。でも、住居には未払いはないので安心して過ごすことができます。もちろん、留学会社を通していけば、こういうトラブルが起きたときもチーム側と話してくれます。
冒頭に挙げた条件は国の経済力で違うのは当然、カテゴリーでも違ってきます。フットサルでいうとスペインリーグは皆んなが憧れるところですが、予算はあまり掛けることができないクラブが多いので、条件が出ることは少ないです。ですから、相談にきた選手には私はイタリアに行くことを勧めています。レベルはスペインよりは少し劣るかも知れないが、外国人として所属するためには圧倒的な力を見せつけて契約を勝ち取らないといけない訳で、そのためにはセリエA、B、C1…という風にカテゴリーがあり、C1でも資金力があるクラブがあるイタリアは魅力なのです。
今回、福岡で海外クラブにトライアウトするための企画を実施します。
FutsalEDGE にも企画のことを掲載したので、九州のフットサラーは是非応募を!
もうひとつの海外組 ~年間400名が挑戦する“欧州サッカー留学”の教科書~
- 作者: 辻研一,ユーロプラスインターナショナル
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2013/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
コメント