フットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴ氏のツイッターが指導者の間で話題になっている。
動画にはフットサルコートで行われた小学生の大会でサッカーボールを使ってプレーし、GKがロングボールを蹴っている光景が撮影されている。
なぜ、育成年代でフットサルをする上でサッカーボールを使うことがいけないのか?
フットサルボールはサッカーボールより弾みにくく、さらに少し重いため、子どもの筋力では遠くに蹴るのは難しい。動画のような蹴り合いにはならないし、U-15以下のフットサルの公式ルールではGKから直接ハーフを超えるボールを入れることはできない。
また、狭いピッチでプレーすることで判断力とスペースのない状況での打開は現代サッカーに必要な能力と言える。育成年代では特にフットサルをすることが効果的だと言われている。スペインでは9歳まではフットサルをプレーさせる強豪クラブも多く、学校の授業の科目にフットサルが入っているくらいだ。
ミゲル氏いわく、『フットサルはミニサッカーではない。フットサルのルール、ボール、戦術でプレーしてほしい』と語っている。私もこの意見には大賛成だ。これまで、サッカーもフットサルも指導してきたが、選手の成長スピードはフットサルを中心にトレーニングしている選手達の方が明らかに早かった。
今回の現役日本代表監督による問題定義でサッカーの指導者がどう感じたのか意見が聞きたいものだ。
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