夏場のトレーニングについて

梅雨が開けるとこれから暑い時期がやってきます。選手たちにとって夏場のトレーニングでは体調管理が大事です。スクール中はこまめな水分補給をするように声掛けしていますが、練習前にも500ml前後をゆっくり時間をかけて飲んでおくことも熱中症対策には必要です。

水だけじゃダメ?塩分の補給を忘れずに!

人の身体には約0.9%の食塩水と同じ浸透圧の血液が循環しています。汗をかいた肌をなめると塩辛い味がすることからわかるように汗にはナトリウムが含まれています。大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなります。同時に余分な水分を尿として排泄します。これが『自発的脱水症』と呼ばれるものです。この状態になると汗をかく前の体液の量を回復できなくなり、運動能力が低下し体温が上昇して熱中症の原因となります。

そのため、夏場の水分補給は水よりもスポーツドリンクなどの糖電解質飲料(塩分、ブドウ糖、果糖を含んだもの)を摂取することで発汗で失った塩分も再吸収することができます。水よりもこういった飲料の方が身体の回復が早いため、塩分と糖分を含んだ水分補給をすることが重要です。

のどが乾いてからでは遅いので練習中はこまめな水分補給するように気をつけましょう!

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