日本と海外では評価の基準が違うことはよくあること。もちろん、ある程度の技術があるのが前提としての話だが。トライアウトで渡航する選手は事前に選手経歴や特徴などを現地にも伝えた上で予めクラブが求めている戦力と重なるところに行かせるようにしている。極端な話だが外国人が5人もいるところに入れても厳しいのは当然。例えば左利きの選手なら、そこが手薄なクラブに行かせると契約率は上がる。フットサルの場合は左利き枠があり、3〜4名くらいは確保したいと監督は考えるからだ。
反対に日本人でよくいる周りがよく見えていて、バランスが取れるというのが特徴の選手や守備が長所の選手はそのままではなかなか良い結果は生まれない。渡航前の事前のミーティングで日本でいるときよりも気持ち強引に勝負してゴールに拘るように伝えている。
海外で求められるのは常に結果(数字)だ。どんなに周りを活かせる選手であっても、シーズンを通して0ゴールならクビを切られるのは間違いない。助っ人外国人選手として何を求められるのかを理解していないといけない。
また、こういうアドバイスを素直に受け入れてくれる選手はやはり伸びている。どこの世界でも一緒だが『素直』というのは絶対に必要な要素だと感じる。技術以上に人間力が必要になってくるが、これはある程度の年齢の選手を変えることは難しい。やはり、育成年代から伝えていくことが必要だと思う。
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