センスの芽

「あなたの子どもは、センスがありますか?」

センスというと天性のものというイメージが強いですが、私は育てられるものだと考えています。競技を始めたばかりの選手と接するときは、指導者は個々の『センスの芽』を見つけるところから始めないといけません。ドリブルやキックなどはわかりやすいかも知れませんが、それが攻撃の部分だけに見えるとは限りません。守備のときの身体の入れ方、間合いや奪うタイミングが絶妙な子もいます。

例えば、1対1の練習をしたときに相手を抜いたかどうか、止めたかどうかではなく、何を察して、どう行動しようとしていたのかという部分を見抜く力が必要です。結果的には失敗してしまった場面でも褒められる要素は見つかると思います。

そして、センスの芽がまだ芽生えていない選手には、どうすれば察することができるようになるのかを伝えていかなければなりません。大事なことは何度言っても良いのです。

でも、注意しないといけないのは、植物によって水のやり方が違うように子どもたちも吸収できる量は人それぞれ違います。大事なのは変化に気づき、愛情を持って育てることです。

サッカー、フットサル、スクール、福岡

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