頭で考える

指導していてゲームのときに考えて動いている選手とそうではない選手は一目で分かります。フットボールに決まった答えはありませんが、予測して選択肢をいくつ用意しているかが大事です。習い始めた頃はパスと決めたら自分でボールを運んだ方が良い場面でもパスを選択してしまいます。

頭で考える力は小学生のときに大きく発達しますので、この時期に自分で考えて、『予測』→『判断』→『決断』する習慣を身につけさせたいと考えています。

これはプレーだけではありません。例えば練習に来て荷物を置く位置もそうです。出入り口や練習の妨げになるような場所に置いてしまっている子がいます。でも、これはそうすることで何が起こるのかという『予測』が出来ていないからです。だからこそ、指導者はまずその予測の部分を教えてあげないといけないのです。ここでいきなり「荷物をそこに置かない!」だけで済ませてしまうとなぜそうしないといけないのかに気付くことなく終わってしまいます。

練習でも「そこはパスを出しなさい!」と言っていませんか?「なぜそうした方が良いのか?」が伝わっているかが重要です。

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