春の合宿2019

昨年に引き続き春休みの合宿を開催しました。合宿の目的はただフットサルの練習をするというよりは人間形成の部分が大きいです。家族から離れて自立することは選手としてはもちろん、人間的にも一回り成長することでしょう。今回の合宿でも様々なことにチャレンジしてもらいましたので振り返りましょう。

 

春の合宿レポート

入所式を終えた子どもたちは宿舎すぐ目の前の海に出て磯遊びを楽しみました。大きな石を退かしてはカニや魚を見つけてテンションアップ!


クラフト(プラ板作り)にもチャレンジ。絵を書いてオーブンで焼いて仕上げます。最後に紐を通して完成です。イラストではなく、文字だけという独創的な作品を作る子もいました笑


ビーチフラッグ選手権(ビーチでなければ、フラッグでもないですが…)ではスピードを競いました。短い距離でトップスピードに持っていく能力はフットサルでは重要視されます。


食事に関しては前回も思いましたが、少食の子が多いですね。選手にとっては食べるのも仕事。もっとおかわりして欲しいですね。野菜が嫌いなど偏食も気になりました。

 

夜は待ちに待ったビンゴ大会。事前に景品の一部を公開していましたが、やはりボールが1番人気でした。

 

22時には就寝となりましたが、テンションが上がって眠れない子が多数いました。3時頃に部屋の電気が点いていたので様子を見にいくと…まさかのユニフォームに着替えて布団を畳み始めている子がいました。早起きにも限度があるので叱りつけましたが…。翌日は寝不足気味の子が多かったですが、お友達と一緒に寝泊まりする非日常を楽しんでくれていたということですね。

 

前日はスピードを競いましたが、2日目は力を競う腕相撲トーナメントを開催。白熱した試合が行われました。

 

午後からフットサルコートに移動して、ボルクバレット北九州所属の現役プロ選手であるゴレイロ中村恭輔選手とFP中島翔太選手によるクリニックを開催しました。強風でかなり寒かったですが、トレーニングが始まるとそんなことは忘れるくらい元気にボールを追いかけていました。選手たちの吸収力があって覚えが早いと褒めていただきました。

 

察しの悪い大人を演じる

普段の練習でもそうですが、合宿中のコーチは『察しの悪い大人』になります。スムーズに進行できるように先回りして色々やってあげれば子どもたちのミスが起きる場面は少なくなるでしょう。でも、それでは成長できません。敢えて見て見ぬ振り、気付かないフリをしています。
例えば、トイレのスリッパの並べ方や電気の消し忘れ、荷物の整理など誰が気付いてやってくれるかなと見ていました。部屋の真ん中に落ちていたピステを何もないように跨いで歩く子もいれば、拾って「このピステ誰の?」と声を掛けてくれる子もいます。

 

そうそう、食堂ではこんなエピソードがありました。
カランと箸が落ちる音。落としたその子は箸を拾って私の近くにやってきてこう言います。「コーチ、箸を落とした〜。」
ここで察しの悪いマンの登場です。「そうだね。じゃあ、どうするの?」
するとその子は「う〜ん…」と4,5秒考えた後にこう言いました。

「ガマンして食べる!」

あぁ、そういう選択肢が出てくるのかと驚きました。
「そうじゃなくて、洗ってくるか、食堂の人に言って交換してもらいなさい。」
恐らくこの子は今後同じ場面に遭遇したときに自分で解決できるようになるでしょう。

合宿期間中はこんなエピソードが何度も起こりますが、その都度、子どもたちに考える機会を与えるようにしていました。根気強く繰り返すことで成長してくれると信じているからです。
今回の1泊2日を通して、ただ「楽しかった♪」だけでなく、何か今後の成長に繋がるキッカケがあると嬉しいです。

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