春の合宿2020レポート

2020年3月29日〜30日春の合宿をグリーンピア八女にて開催しました。

1日目

到着後にこの2日間共に過ごすチームをクジ引きで決定しました。年齢がバランス良くなるようには考慮しています。異学年との交流は合宿では大切な部分です。高学年の子がリーダーシップを取れるのか、年下の子の面倒を見ることが出来るか、初めて会う他会場の子とコミュニケーションを取ることができるのかなど見ていました。何回も合宿に参加してくれている子は大体の流れを掴んでいるので、自分で考えて行動してくれて助かりました。

今回の合宿では2日間チームで協力していくつかの競技にチャレンジしてもらいポイントを競ってもらうというSOLUNA CUPを開催。優勝チームには金メダルが貰えます。

最初の競技はドッジボールです。フットサルとはまた違った運動能力が求められる競技ですが、幼少期に空間把握能力を身につけるのは大事なことです。最近の子どもたちはキャッチボールが出来ない子が増えてきたなぁと感じています。このドッジボールでも味方からの山なりの緩い軌道のパスを上手くキャッチできないという場面をよく目にしました。普段の生活で使い慣れた手で出来ないことを足でするのは難しいものです。フットサルの練習はもちろんですが、野球やテニス、バスケットボールなど違うスポーツで遊んでみるのもフットサルのスキルアップに繋がってきますよ。

次はフットサルテストです。ルールなどの問題を4択で解答していく内容です。
全学年同じ問題を解いてもらいましたが、3年生以下と4年生以上に分けてトップの成績の選手のチームにポイントが入るというルールとしました。

点数の公表は控えさせていただきますが、結果は全学年23名中上位11名が全てアカデミークラスの選手でした。やはり、普段のトレーニングでの取り組み方や選手の意識の部分がそのまま点数に出たかなという印象でした。

夕食は屋外でバーベキューでした。

年上の子が「それ、まだ焼けてない!」とトング片手に仕切ってくれていたので安心しました。ただ、大人サイズの量だったので結構残ってしまいましたね。

22時には就寝でしたが、まだ部屋の電気がついていたところがあったので注意しに行ってみると電気を付けっ放しで全員爆睡。久しぶりに遊び疲れた様子でした。

 

2日目

朝食からスタート。少食の子や野菜を食べない子がいるのは気になりました。選手は身体作りもトレーニングの一環です。おかわりできるくらいの選手になりましょう。

ビンゴ大会では今回は特別に全員に何か当たるというルールにしました。もちろん、早くビンゴになった子から好きな商品を選べるという形式ではありますが、こんなご時世なので、子どもたちには楽しい思い出を1つでも増やしてあげたいと思いました。
Jリーガーのサイン入りのユニフォームやミニボール、ポケモングッズなどをGETして盛り上がりました。

その後はマラソン大会の予定でしたが、少し雨がパラついていたので中止にしました。まだ午前中はそこまで強い雨ではありませんでしたが、そのあとにまだ活動もありましたので体調などを考えて中止とさせていただきました。各選手の持久力も測りたかったのですが、また違う機会で実施したいと思います。

空いた時間は簡単なゲームをして、頭の体操を行いました。その後、フットサルコートに移動して1時間のトレーニングを行いました。
ボールを『運ぶ・止める・蹴る』という基礎練習を徹底しました。これらはフットサル(サッカーも)には欠かせないスキルです。普段のスクールでは時間が限られているため基礎練習だけで1時間という訳にはいかないため、この機会にしっかり教え込みました。また、自宅でも練習して欲しいと思います。

練習の際に選手全員にスポーツドリンクを支給しました。こちらは今回合宿には参加できませんでしたが、アカデミークラス在籍の航毅くんのお父さんよりご提供いただきました。ありがとうございました。

昼食後は待ちに待ったフットサル大会です!

ここまでのチーム成績は1ポイント差。最終的にフットサル大会で1位になったチームが総合優勝という盛り上がる展開となりました。
全体的に明らかにレベルアップした印象を受けました。特にアカデミークラスの選手の試合の組み立て方が上手くなったなという印象を受けました。またスクールの選手も味方が良いポジションに動いてくれるため、普段はパスを出すという意識が低い選手が見事なスルーパスを通したりとアカデミークラスの選手と一緒にプレーすることで潜在能力が引き出されているなと感じる場面も多々ありました。客観的に見ていて面白い試合ばかりでした。

 

現在コロナウイルスの影響で世界中でピリピリした空気が流れていますが、大人たちのイライラやストレスは子どもたちに伝染していきます。もちろん、感染予防は最大限に行わないといけませんが、目に見えないものから身を守るということでリスクゼロにすることは難しいです。だからこそ、彼らには出来る限り今まで通りの日常を過ごせるように大人たちが考えてあげないといけないなと合宿中の子どもたちのたくさんの笑顔を見て感じました。落ち着いて生活できるにはまだまだ時間は掛かりそうですが、1日でも早くいつも通りの日常が戻ってくることを願っております。

参加していただいた選手、保護者の皆さま、ありがとうございました。
次回は今回来れなかった選手も一緒に大勢の皆んなでまた行きたいと思います!

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