あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。
1発目のテーマはチームに所属することの意味について。サッカー関連の記事で「個を伸ばす」「個の育成」という言葉をよく見掛けます。いまの日本に足りないものは『個』だと書かれています。しかし、もしそれが事実でしたら、ジュニア年代は個の技術に特化したスクールに通った方が上達するということになります。でも、チームに所属している選手の方が多いですよね。個の育成はチーム活動の中で追求する必要があるのです。
正解は1つじゃない
昨年行なったイベント内でも話しましたが、簡単なアクティビティを紹介します。まず胸の前で右手の人差し指を上に向けて水平に時計回りにグルグルと回します。そのまま頭の上に上げていきます。
すると、どうなりましたか?反時計回りになりましたよね。見る視点によって答えは変わるということを表しています。
例えば、試合を見ているときにゴール前のシーンで「チャンス!」と思うか「ピンチ!」と思うかはどちらの立場の視点かで変わります。これはトレーニングでも大事なことで、1対1のトレーニングをしているときにドリブルのコツを指導した際、オフェンスだけの視点で捉えるか、自分が次にディフェンスになったときのことまで考えられるかで成長は違います。
そして、正解は1つじゃないこと、人によって考え方が異なるということを理解しておかなければなりません。練習の中でコーチや仲間に「もっとこうした方がよかったよ」とアドバイスされたときに「自分のが正解だから…」と自分と違う視点を受け入れない選手に成長はありません。チームメイトからも学ぶ意識を持つだけで吸収できることは変わってきます。また、スクールだけではなく、テレビでプロの選手のプレーをただ何となく見るだけではなく、良いプレーは真似して自分に活かそうとする意識を持つだけで成長のスピードは変わりますよ!
2019年は新しい視点から学ぶ姿勢持って練習に取り組んでもらいたいと思います。
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