アカデミークラス合宿レポート

アカデミークラス強化合宿『AcademyTrainingCump』を開催しました。
春休みに行なっているスクール生向けの合宿との大きな違いは遊びの要素は全くありません。「ビンゴ大会は~?」と言っていた子もいましたが、フットサルの勉強の為の2日間です。

アカデミークラスで同じ練習を行なっているにも関わらず知識の差にばらつきは出てきます。分からないことがあれば質問するようにといつも話してはいますが、恥ずかしかったり、周りに笑われたらどうしようと聞けない子もいることでしょう。そのため知識の共有を行なうことが1番の目的でした。

結論から言うと大成功と言えるでしょう。2日目のトレーニングをご覧いただいた保護者の方には実感いただけたかと思いますが、明らかに動きが変わりました。特にボールを持っていないときのサポート時にこう動けば良いんだと理解し始めたことで自信を持って行動するようになりました。そして、その自信が声を出すというコーチングにも繋がるようになりました。ボールを簡単に失う場面も減り、仲間を信頼してボールを預けるという行動も見られるようになってきました。チームで何をしたいかという目的が同じ方向に向かうことで連携面は確実に良くなったと思います。

2日間で合計3時間以上行なったフットサルの勉強会ですが、思っていた以上に集中して話しを聞いてくれていました。ノートに書き写したりしていましたが、さすがに1人1人ノートの中身を確認することはしなかったので後日自分で見て何を書いたのか理解できるかは心配ですが…。
参加者の中には普段からサッカーノートを書いているという選手が3名いました。これは強制して始めさせても続かないものですので、今回を機に普段からトレーニングで得た知識など忘れないように書いていってくれると嬉しいです。
また、皆の前で発表する機会を全員に作りました。選手としての特徴を客観的に見て9つ挙げて、更にその中から特に強みだというものを3つ選んで自己紹介で伝えるという内容です。これは得意不得意がハッキリ出ました。考えても9つ思い付かないという子も多かったです。でも、大事なのはもう限界かなという状況から何とか1つ絞り出すこと。練習でも言っていますが、脳に汗をかくことが成長に繋がります。
発表は3年生以下の子には難しい様子でした。正解がないものなので、自分で考えたものを伝えれば良いのですが、正しく出来ているのか不安で泣きそうになりながら行なっている子もいました。ただ、このような皆の前で何かを話す機会は大人に近付くにつれて増えていきますので、幼いうちに苦手意識をなくして堂々と話せるようになっておいた方が良いですね。

挨拶や礼儀はすごく良かったです。車の乗り降り、宿舎に着いたとき、食事の際など元気に挨拶できていました。合宿だからやるということではなく、私生活でも続けて欲しいです。
そして、普段はネガティブな言葉が先行してしまう子も今回の合宿中はすごく意識が高く驚かされました。ポジティブな前向きな声掛けや周りの友達を気遣う言葉など今までには見られない言動も多く、何か変わろうとしてくれている高い志を感じました。

改善が必要なのは食事の面です。盛り沢山のおかずで全部食べきるのが大変なくらいの量でしたので、自分で選んで食べるというような食事の摂り方になりました。その為、野菜を食べない子が多かったり、夏場の疲労回復に最適な梅干しや消化を促進する大根おろしなどを避けたり、そうかと思えば反対にトレーニング前には避けた方が良い揚げ物ばかりを好んで食べたりなどアスリートの食生活が出来ていない子が多い印象でした。食事もトレーニングなので、改善していく必要はあるかと思います。お母さん方、頑張ってください。
(参考ページとして、JFAの栄養ガイドラインのページのリンク貼っておきます)

 

今回の合宿はたまたま6年生の参加者がいなかったこともあり、来年度を見据えた編成となりましたが、みんなの成長を見て安心して新年度を迎えることができそうです。5年生以下の選手たちはみんな幼稚園のときからSOLUNAに来てくれている子です。長い選手で在籍6年が経とうとしています。クラブの歴史と一緒に歩んできた選手たちですが、その1歩はたくましく、力強い1歩に変わろうとしています。ここから更に成長速度を上げて頑張っていきましょう!

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 ▼YouTubeに2日間のダイジェスト動画を作成してUPしましたのでご覧ください。