ジュニア年代の正しいシューズの選び方

シューズの種類

子どもたちが練習で使用する主なシューズの種類は以下の3つとなります。
・スパイク
・トレーニングシューズ
・フットサルシューズ

その中でも主に使われるのがトレーニングシューズになります。スパイクと違いが分からない方もいらっしゃるかと思います。こちらの画像がトレーニングシューズです。
靴底にデコボコが多く、高さが低いのが特徴です。足裏全体で地面を捉えます。グリップ力もあるので、土のグラウンドはもちろん、芝が長めの人工芝のフットサルコートなどで活躍します。雨でスリッピーなピッチでもある程度対応できるでしょう。足の負担が少ないので成長過程の子どもたちには適しています。ただし、ソールがゴム素材なので消耗は早いため、見た目はまだまだ使えそうでも、デコボコが平らになってくることで買い換えることは出てきます。

 

スパイクはこちら。違いはわかりますか?

突起部分の数が少なく、高さがあります。そのためグリップ力が強く、滑りにくいのが特徴です。ただし、踏み込んだときの衝撃が膝や腰に強く伝わります。この突き上げは、トレーニングシューズの4倍と言われています。そのため、成長過程の子どもには体への負担が大きくなり、場合によっては怪我に繋がることがあります。スパイクの使用は高学年になってから検討しましょう。

ただし、フットサルコートでは芝を痛めてしまう影響でスパイクの使用を禁止にしている施設がほとんどです。また、所属のクラブによっては使用自体を禁止にしている場合もありますので、ご購入前に確認が必要です。
(当クラブではフットサルコートを使用しているためスパイクは禁止としております)

 

ジュニア年代では、トレーニングシューズとフットサルシューズを持っておくのが良いと思います。こちらがフットサルシューズの裏面です。

飴色で平らなソールが特徴です。ごく稀に白など色付きのものがありますが、体育館によっては使用できないことがあるため飴色が無難です。フットサルシューズはタウンシューズとしても使用できるため、学校に履いていくこともできます。もちろん、人工芝のコートでも問題ないです。ただ、雨天時などは滑りやすいためトレーニングシューズとの併用は不可欠です。ソールがデコボコしていないため、フットサルで必要な足裏のコントロールが行いやすく、足への負担も軽いです。何より、体育館で使用することができるため、練習で室内施設を使うことが多いクラブの方は必要になってくるかと思います。

 

シューズの選び方

成長期のお子さんの靴をご購入する際は、どうせすぐに買い換えないといけなくなるからと大きめのサイズを買ってしまいがちですが、スポーツに使用するシューズの場合はこれは辞めてください。足を痛めたり、正しいフォームでプレーができなくなることがあります。自分に合ったサイズを選ぶ際は以下を意識してください。

 

試し履きはトレーニングと同じ時間帯に行う。
時間帯によって足の浮腫みは変わります。休みの日の午前中に購入してジャストサイズだったはずが、夕方の練習では少し痛いということはよくあります。

 

専用ソックスで試し履き。
練習で使用するソックスは厚手のはずです。普段履かれているソックスで試し履きすると0.5cmほど差が生じることもあります。

 

踵を合わせてつま先の遊びを確認。
まず踵をピッタリ合わせます。必ず両足履いて靴紐も締めた状態でつま先に少し余裕があり、靴の中で多少指が動かせるのが理想です。1cmも空きがあるものは避けましょう。

 

低学年にはマジックテープでもOK。
幼児〜低学年のサイズの場合、マジックテープのものもあります。自分で靴紐が結べない子にはマジックテープで問題ありません。もちろん、結び方を覚えさせたいという方も多いとは思いますが、試合中はもちろん、練習中に解けてしまってプレーに支障が出ていては元も子もありません。徐々に移行していけば良いと思います。


店頭に行くとたくさんのシューズが並んでいます。好きなメーカー、デザイン、色など好みで選んで練習のモチベーションを上げてもらって構いませんが、正しいキックを行うためには、正しいサイズ選びが必須ということだけは覚えておいてくださいね!

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