8人制サッカーの教科書

サッカーの原則原理とは?

8人制サッカーの教科書  より

サッカーには3つのスピードがあります。
・技術のスピード
・身体のスピード
・頭のスピード

それぞれの中身については上記の書籍の中で詳しく解説されていますのでそちらをご覧ください。
この3つのスピードをトレーニングで成長させても、フットボールの原則原理を理解していないと試合で活かすことは難しいです。


この原則原理について、なるほどと感じたのが本書に出てくる車の例えでした。
日本人の子どもたちはボールを扱うテクニックは素晴らしいです。でも試合でそれを活かせていない場面をよく目にします。

それは例えるなら、交差点に多くの車が侵入している中をドライビングテクニックを磨いて抜けようとしているのが日本。スペインはこの交差点に信号を付けて、交通整理を学んでいるという話でした。
つまり、信号がある交差点では、信号を判別して最低限のドライビングテクニックさえあれば事故は起こらないということ。このドライビングテクニックはフットボールにおけるボールコントロールや身体の使い方にあたる部分となります。

私も判断の部分を信号に例えて子どもたちに伝えることがありますが、試合の中で青信号なら進みましょう、赤信号なら止まりましょうというような共通理解を浸透させていくことが必要です。

その為には指導者や保護者の方がまずフットボールの原則原理を理解して、それを如何に選手に落とし込んでいくかがポイントとなります。今年のアカデミークラスではその辺りをより明確にしていきながら戦術トレーニングを行なっていきたいと考えています。

フットボールに関わる方はゴールデンウィークにお時間があれば、ぜひ、『8人制サッカーの教科書』を読まれて、まずは頭の中の交通整理をされてみてはいかがでしょうか?

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